ドイツ語文法は難しい?切り詰めるとここまで単純化できます

大きな橋 ドイツ語学習の最適解
語学学習は「果てしない道」?

ドイツ語の基礎文法を身につけたい、でも難しそうだと感じている方に向けた記事です。

 

ドイツ語は確かに文法規則の多い言語と言えます。そのためいざ文法を学び始めようと本を購入すると、あまりの事項の多さに挫折してしまうことが大変多いです。それならば「最も核となる数本の例文に絞る」というのがここで勧める内容です。

 

「ドイツ語文法は難しい」→ごく限られた例文を覚えるだけなら誰でもできる

当然文法にも「非常によく使われる」「それなりに使われる」「滅多に使われない」ものがあります。

 

しかしながら一般に売られている書籍ではかなり網羅的に書かれてしまうことがほとんどです。さもないと「コンテンツの不備」と見なされてしまう可能性があるからです。

 

ですのでこの記事ではあえて「非常によく使われる」表現のみ20の例文にまで絞り込み、これを徹底的に覚えるという方法を推奨したいと思います。

 

基礎例文のみをまず頭に叩き込む

最も使われる文の形、それをまとめると以下の20個になります。

1. Er kommt morgen nach Japan. 彼は明日日本にやってくる。
2. Morgen kommt er nach Japan. 明日彼は日本にやってくる。
3. Kommt er nach Japan? 彼は日本にくるの?
4. Wann kommt er nach Japan? いつ彼は日本にくるの?
5. Er kommt morgen in Tokio an. 彼はあす、東京に到着する。
6. Ich spiele gut Tennis. 私は上手にテニスをする。
7. Ich kann gut Tennis spielen. 私は上手にテニスをすることができる。
8. Peter kommt heute nicht, weil er Fieber hat. ペーターは今日来ない、なぜなら熱があるから。
9. Der mann, der dort eine Zeitung liest, ist mein Vater. あそこで新聞を読んでいる男性は、私の父です。
10. Kommen Sie bitte sofort! どうぞすぐに来てください!
11. Komm bitte sofort! どうぞすぐ来て!
12. Kommt bitte sofort! どうぞすぐ来て!
13. Ich habe gestern Tennis gespielt. 私は昨日テニスをした。
14. Ich bin gestern ins Kino gegangen. 私は昨日、映画に行った。
15. Ich war gestern müde. 私は昨日、疲れていた。
16. Er hatte gestern Fieber. 彼は昨日、熱があった。
17. Deutsch wird auch in Österreich gesprochen. ドイツ語はオーストリアでも話される。
18. Thomas ist so alt wie ich. トーマスは私と同い年だ。
19. Thomas ist älter als Hans. トーマスはハンスより年上だ。
20. Thomas ist am ältesten in der Klasse. トーマスはクラスで一番上だ。

【例文はNHK出版『これなら覚えられる!ドイツ語単語帳』「ミニマム文法」の項から引用しています。】

 

この20の例文が、最も日常で使われる頻度の高い文法を用いた「真っ先に覚えるべき例文」です。

 

「意味がわからなくてもとにかく書く」から始めるのが最もおすすめ

全く意味がわからない場合も、まず何回か繰り返し書いてみることをお勧めします。

 

一つひとつの文法に関して細々と説明を見るよりも、これらの例文を書くだけで、文を形作るための法則性は見えてきます。

 

一応、「ごく簡単な」文法解説はしますが、実際書くことによる「動的な学び」の方が遥かに効果は高いです。

 

各文の簡単な解説

各文の解説を簡単に記します。

1. Er kommt morgen nach Japan. 彼は明日日本にやってくる。
2. Morgen kommt er nach Japan. 明日彼は日本にやってくる。
3. Kommt er nach Japan? 彼は日本にくるの?
4. Wann kommt er nach Japan? いつ彼は日本にくるの?

現在形の言い方、疑問文の作り方。3つめの文の言い回しのみ、動詞が先頭にきていることがポイント。

 

5. Er kommt morgen in Tokio an. 彼はあす、東京に到着する。

分離動詞という特別な動詞の使い方。ここでは”ankommen”(到着する)という分離動詞が例にあがっている。

 

6. Ich spiele gut Tennis. 私は上手にテニスをする。
7. Ich kann gut Tennis spielen. 私は上手にテニスをすることができる。

「テニスをする」を「テニスができる」と言いたいならばこうする。

「テニスをしなければならない」と言いたければ”muss”を置き換えると同じ形で言える。

 

8. Peter kommt heute nicht, weil er Fieber hat. ペーターは今日来ない、なぜなら熱があるから。
9. Der mann, der dort eine Zeitung liest, ist mein Vater. あそこで新聞を読んでいる男性は、私の父です。

理由を加える時、説明を加えたい時に使う文の形。

理由、説明を加えているセクションのみ動詞が一番最後にくるのがポイント。

 

10. Kommen Sie bitte sofort! どうぞすぐに来てください!
11. Komm bitte sofort! どうぞすぐ来て!
12. Kommt bitte sofort! どうぞすぐ来て!

命令・お願いの文の作り方。10番は敬語。11番は親しい一人の人に、12番は親しい複数の人にお願いする言い方。

 

13. Ich habe gestern Tennis gespielt. 私は昨日テニスをした。
14. Ich bin gestern ins Kino gegangen. 私は昨日、映画に行った。

過去形の作り方。”habe”、”bin”を使うことで過去形のサインを出し、過去形に変化させた動詞を文の最後におく。

過去形のサインに”habe”を用いるべき動詞と、”bin”を用いるべき動詞がある。”bin”を過去形のサインに使う動詞は「gehen行く」「laufen歩く」など移動を伴う動詞。それ以外のほとんどの動詞は”habe”を使う。

 

15. Ich war gestern müde. 私は昨日、疲れていた。
16. Er hatte gestern Fieber. 彼は昨日、熱があった。

過去形のサインである”habe”、”bin”そのものを過去形で現したい場合、”habe”や”bin”を1つの文で2度使うのは変なので、このような形になる。

 

17. Deutsch wird auch in Österreich gesprochen. ドイツ語はオーストリアでも話される。

〜される(受動態)の作り方。

 

18. Thomas ist so alt wie ich. トーマスは私と同い年だ。
19. Thomas ist älter als Hans. トーマスはハンスより年上だ。
20. Thomas ist am ältesten in der Klasse. トーマスはクラスで一番上だ。

比較表現のしかた。

 

基礎例文を暗記するメリット

実際に書くとわかるのですが、これらの基本的な例文の中にも、それぞれに共通する決まりがたくさんあります。

 

つまり、この「基礎表現」をしっかりと押さえておけば、それ以降の文法はそれらの応用によって簡単に解釈できます。

 

よって学習に迷いにくく、短時間でドイツ語の文法を理解することにつながるのです。

 

単語は文法に先立つ(注意点)

この記事では「初歩文法の突破」に焦点を当てて説明をしています。

 

もし、この記事を読んでいる段階で、ドイツ語が「全くの初心者」である場合、注意していただきたいことがあります。

 

それが「単語は文法に先立つ」ということです。

 

「文法だけで話す」ことはできません。しかしながら、

 

「単語だけで話す」ことはできるのです。

 

もしドイツ語で「話したい」と考えているのであれば、初歩の段階では、単語を覚える優先度は文法よりも遥かに高いと言えます。

 

単語を含めた「学習の進め方全体」については以下の記事に詳しいので、どうぞ参照してください。

ドイツ語学習法:不滅の名著『外国語上達法』から学ぶ最適解

 

期間を決めてドイツ語学校で残りの文法を体系的に学ぶのは効果的

どのような目的を持ってドイツ語を学ぶかによって、当然学び方は大きく変わってきますが、「ドイツ語で人と話せるようになりたい」という目標を持っている場合、語学学校の利用の仕方を考えていく必要があります。

 

ドイツ語を使えるようにするならば、語学学校は必須

「使える」「話せる」ドイツ語はやはり、人と会話をする練習の中で訓練をすることが必須になります。

 

もう一点、しっかりと語学学校に行く意味は「文法」です。基本的な文法から一歩抜け出し、体系的に文法を学ぶには語学学校が適しています。

 

文法書だけでは「実践訓練」ができず、プライベートで学ぶ場合は文法事項の「漏れ」が出てきてしまいます。

 

その点、語学学校であればカリキュラムがしっかりとしているため、抜けがなく学ぶことができます。

 

使い方次第で語学学校の費用は抑えられる

今回書かせていただいた「基礎文法暗記」の実践は、語学学校に通う場合の費用を大きく抑えることにつながります。

 

最も基本的な文法事項を抽出し、重点的に押さえておくことによって、結果的にあらゆる内容に応用が利くためです。

 

ちなみに、私がおすすめするドイツ語の学習法に最もマッチしているドイツ語学校が、ベルリッツドイツ語コースです。

ベルリッツ・ロゴ

ベルリッツドイツ語コースをチェックする

 

他の記事でもとりあげていますが、他の語学学校に比べて圧倒的に効果が出やすく、短期間での習得が可能です。

 

具体的な内容、そしておすすめの利用法をまとめましたのでご覧ください。

ベルリッツ(ドイツ語コース)のメリット・デメリット

 

まとめ

ドイツ語の文法が難しいと感じる人は是非、この記事にある厳選された「基礎文法例文」20個から手をつけてみてください。

 

ドイツ語を通して様々な出会いがありますように。

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